2016-12-01

はじめての川柳。


柳本々々さんが川柳界に登場するまで、わたしは川柳を一句も知らなかった。

と、思っていたら、きのう六花亭の話を書いていて


開墾のはじめは豚とひとつ鍋  依田勉三

という句を6歳で暗唱させられていたことを急に思い出した。いきさつは次の通り。

ある冬の日、家に帰るとテーブルの上におやつがあった。六花亭の袋に入ったもなかである。なにも考えずいつもどおり食べはじめようとすると母が「ちょっと待って」とわたしを制した。そして「これ、お鍋のかたちなのよ。変わってるでしょう?」とわたしに観察させたあと、このかたちの由来となる上記の川柳とその句意(北海道開拓を行った人々の苦労)を口にした。

つまりね、そんな先人の姿を偲び、後世に語り継ぐために生まれたお菓子だということ。わかった?と母。うんわかった、とわたし。で、なにも考えず食べた。むしゃむしゃと。

この「ひとつ鍋」というネーミングのお菓子、内側はこし餡とお餅で、なめらか&もっちりのサンドになっている。ちなみにもなかの中にお餅が入っているのは北海道ではふつうのことだ。