2016-12-09

浮遊感覚


カマルグ地方のつづき。

空ばかり撮る映画監督といえばアルベール・ラモリス。彼はヘリコプターからの転落でその48年の生涯を終えたほどの空好き。

『赤い風船』『素晴らしい風船旅行』『フィフィ大空をゆく』など、それぞれに異なる浮遊感覚を巧みに表現したラモリスですが、そんな彼に『白い馬』という作品があります。主人公は《白いたてがみ》と呼ばれる野生の白馬。ストーリーは「誰にも所有されない気高い《白いたてがみ》は、仲間の馬たちを率いて、自分達を乱獲しようとする人間に抵抗する生活を送っていました。そんなある日一人の少年と出会い、いつのまにか心通わせてゆくようになります。ところが…」うんぬん。で、この舞台となるのが南仏カマルグの湿地帯なんです。

カマルグはその特殊な動物相・植物相を保護するため、1927年に13,117ヘクタール分が国立自然保護地域に指定されているそう(wiki情報)。

雄大なスケールの湿地帯を白馬が駆けぬけるさまはとても印象的。そして、あ、やっぱり浮遊感覚の人、と思います。