2017-01-18

月とポリネシア



きのうはポリネシアの風物について書くつもりだったのに、一行も書かないうちに話が脱線してしまった。

その理由はわかっていて、書くのが急に怖くなったのである。

なにが怖いのかというと海のはなし。なんでも知人の住んでいる島は潮の満ち引きがないのだという。ないんですって。ね。怖いでしょ? わたしはこういう話がダメ。そんな世界に住んでるなんて、つまり死んでるってことじゃないの、と混乱してしまう。

月の引力の影響を受けない場所では、木はどうやって樹液を滴らすのだろう? 人間の体液はどうやって流動するのだろう?

ただでさえ遠い星のはなしにしか思えないのに、あまつさえそこが地上の楽園と呼ばれたりもするというのは、自分にとってあまりにSFチックなことだ。