2018-01-09

はがきのステキさ。



牟礼鯨さんから『然』が届く。

『然』は官製はがきを使用した個人誌で、コンセプトは「一枚刷のようなリトルプレス」。ご本人の近況、地域の景観、俳句などが載っています。文章の縮約具合が凛と美しく、デザインもフォントも収まりがよく、昔の新聞の切り抜きみたい。

それにしても、はがきを俳句のメディアとしてつかうのって、すごくいいですね。

ふだんは俳句に限らず、何の雑誌を見ても、文字が多いなあとか、どうしてこんなに書くことあるんだろうとか、そもそもこんなに書かないといけないのだろうかとか、ふっと思うんです。

それがはがきだと隅から隅まで読める。それで特に情報が少なすぎる感じもしない。むしろこれこそ一回あたりの適量だと思うくらい。

その一回あたりの適量を演出する〈うつわ〉として、はがきというメディアはぴったり。お便りそのまんまの姿をしているので、貰った側のこころに届きやすいような印象も。


青空を複写してゐる半夏生  牟礼鯨