2018-02-19

馬哇(マウイ)新聞



きのうの件。なぜハワイの資料を読んでいたかといいますと、学生の頃、当地の日本移民関係資料を編集するアルバイトを2年間ほどやりまして、そのとき以来ぼんやりと日系人社会に興味があるのでした。

アルバイトの内容は「馬哇新聞」のすべての見出し・リード・広告文などをワープロに打ち込んこんで書物にするという作業。この新聞は1906年にマウイ島のワイルクで創刊され、週二回の発行。毎回8頁くらい。1928年に英語の頁が追加され、最終的に1941年に廃刊になりました。

ちなみにこの作業、思っていたよりずっと根気が要りました。なにしろ昔のことですから、旧字をJISコード表から拾って一字ずつ入力しないといけないんですよね。しかも予算の都合上、雇われているのはわたし一人。雇い主である神学部の教授に「もしも予算がなくなったらどうなっちゃうんでしょうかね」と尋ねると「そうなったら、僕が、仕事の合間に自分でやります」と仰ってました。

あれから20年、今ではスタンフォード大学内にある「フーヴァー戦争・革命・平和研究所」のデジタルアーカイヴで閲覧できるようです。ジャパニーズ・ディアスポラ・イニシアチブの「邦字新聞デジタル・コレクション」にはハワイ州だけで33社の新聞が出ています。もちろん全て保存されているわけではなく、馬哇新聞も4年分しかないのですけど、デジタル・テキストもついていて、すごい。