2018-02-20

割れた皿を眺めていたら



ときおり日本の若い男性とメールする機会があるのですが、世間話をしていると「外国にはあまり行きたくない。治安悪そうだから」という台詞を本当によく聞くんですよ。

で、お金がないとか興味がないとかではなく「危ないから行きたくない」というのがわたしには地味に衝撃なんです。

自分は「死んでもいいから行きたい」と思うタイプなので、死にたくないというのがふしぎみたい。

でも、こういうのも昭和の感覚なのかもしれません。

うちの母は「わたしは国禁を犯してでも、あなたを外に送り出すから。早ければ15歳で」と娘に向かって言うような人だったんですね。だから小学生の時にはすでに、自分は15歳で脱藩(?)するのだという覚悟がありました。じょうだんでなく。あと、未知の世界に出れば、そりゃあ死ぬかもしれないけれど、でも自由を知ることができるのよ、あなたが死んでもおかあさんは我慢するから、遠慮なく好きなところに行きなさい、と言われたり。

こういうことを娘に向かって言うのって、つまり、それだけ当時が女性にとって、より難しい時代だったのでしょう。