2018-07-24

未明編集室と編集工学研究所



俳句業界に句友がいない(雑誌参加・句会・投句・SNSをしていない)まま2016年に刊行した『フラワーズ・カンフー』は、帰国時にご挨拶したことのある少数の方がツイート・ブログを書いてくださった程度で、ほとんど話題になりませんでした。その状況が一変したのは「俳句」2017年新年号での中原道夫・小澤實の両氏による推薦がきっかけで、新年号が出たとたん、献本先から「拝読しました!」というメールが舞い込むようになり、また田中裕明賞受賞後の数日間も有名らしい方たちから「素晴らしい句集でした!」とメールをいただき、一瞬、このまま俳壇に誘われてしまうのかと思ったりも(ありえないけど)。

一方こちらの属性など何も考えずご連絡くださる方もいて、びっくりするくらい早かったのが「未明編集室」ディレクターの外間隆史さんと「編集工学研究所」のイシス編集学校師範で歌人の小池純代さん。どちらもこの夏、鼎談をすることになり、そこはかとなく不思議な気分です。

「未明編集室」が共催となった7月29日B&Bでのイベントは告知したばかりなので、8月4日にある「編集工学研究所」の方に少し触れますと、これ実は一年半越しの企画だったりします。講師としてお招きくださるとのメールを昨年春に頂き、それから数ヶ月後の日本帰国時に本決まりとなり、さらにその一年後が本番。イシス編集学校受講生のための講座ゆえ告知はしていませんが(終了後に感想を書くかも)、松岡正剛さんと小池純代さんと鼎談できるなんてとうきうきしています。

で、今日の本題ですが、先日「未明編集室」の外間隆史さんとイベントの打ち合わせをしたんです。その折、帆立の乗ったワイルドライスを食べながら、話の流れで彼の作品制作の方法を伺っているうちにふと、エディションやディレクションといった分野は人類学っぽい感性を必要とするのかも、と思ったんですよ。うまく説明できないのですけど、基本〈独創的な分類を打ち立てる作業〉とでもいうか。またその点において、まるきりタイプの違う松岡正剛さんと外間さんとが繋がった気分になったりもして、ふわりと充実のひとときでした。