2024-02-06

掲載のお知らせ、最近の展覧会など





●『群像』3月号に全速力の文「師走ギリシア紀行」を寄稿しています。●『すばる』3月号の空耳放浪記は「パスタパスタで暮れる年」。大晦日の詩歌を紹介しました。●『Precious』3月号巻頭に「俳人・小津夜景さんの句と軽やかに煌めくファッションで綴る早春賦/光る風に衣ゆらめき。春を着る、春を舞う」が掲載されています。全8頁。モデルは大政絢さん、撮影は藤森星児さんです。編集部から届いた写真から早春の香りがあふれていたので、かぶりすぎないよう季節感は控えめに、かつ大政絢さんの謎めく雰囲気が引き立つよう黒子に徹しました。

潮の香を残し燕は塔に消ゆ  夜景

●今日はゲラを3つ読んだ。ひとつは自分の。あとふたつは人様の本。●ニースのアジア美術館は無料なのに面白い企画展が多い。先週は「タンタン・エルジェ&チャン展」をやっていた。チャンというのはエルジェの出世作にして最高傑作『青い蓮』を描くのに協力した彼の親友で彫刻家の張充仁のこと。カラー版絵本の元となった新聞Le Petit Vingtièmeもずらりと揃って圧巻だった。下の写真はチャンに関するヴィデオ。上はLe Petit Vingtième掲載時の誌面と、チャンとエルジェの私物。