抽斗堂 no.41は使用済み切手。抽斗埋蔵物の定番です。わたしもコレクターではなく、なんとなく溜まりました。
さいきん五輪のマラソンを札幌開催にしようという案があるみたいなので、ユーゴスラヴィア発行の札幌五輪記念切手を下に拡大。上段右および中央の切手もユーゴスラヴィアです。可愛い切手といえばチェコスロヴァキアですが(本当か?)、いま思うと旧東欧圏全般よかったですよね。下段左はイーグルサムのアニメが残念だったロス五輪。モスクワ五輪のミーシャは良かった(こどもはクマが好き)。
2019-10-25
抽斗堂 no.41 使用済み切手
2019-10-16
抽斗堂 no.40 ミニチュア中国茶器セット
抽斗堂no40はミニチュア中国茶器セット。知り合いからの中国土産です。磁器製で茶碗の口径は18mm。絵付けは手描き。山水画が悪くない。
ふと思いつき、このミニチュア急須にハーブティーを淹れ、注ぎ口から注いでみた。すると4つの茶碗にちゃんとハーブティーが注げた。
カメラを寄せると、本当に中国茶を楽しんでいるようなリアルな雰囲気(※個人の感想です)。
2019-10-10
抽斗堂 no.39 海の写真
抽斗堂no39は海の写真。写真家の入交佐妃さんが20代前半に撮影したもの。京都ほんやら堂の2階でもらいました。
当時の入交さんは側面が蛇腹になった木枠のヴィンテージ・カメラを使っていたのですが、カメラは畳むと薄い木箱にさまがわりして、なんだか手品みたいでした。
写真をクリックすると、とても〈記憶〉の香りがします。
2019-09-26
2019-09-25
抽斗堂 no.37 ラバー・ダック
抽斗堂no37はラバー・ダック。全長8,5cm。夫の出張先で参加者全員に配られた土産です。いろんなところに塗料がついていて、作りが雑でかわいい。顔つきも、抽斗をあけるたびにうれしい。たまにテーブルに飾っています。
話は変わって、これまで何度か「抽斗堂の抽斗って何段あるのですか?」と質問されたのですが、これが2段しかありません。no.100まで行けたらいいな。
2019-09-24
抽斗堂 no.36 デザートナイフ
抽斗堂no36はデザートナイフ。ブロンズ製で柄の意匠がアール・デコです。昨日の日記と同じ店で見つけたのですが、刃のデザインが知的で気に入り「このペーパーナイフいいですね、骨董に詳しい人への贈り物にしようかな」とご主人に言うと、
「これ、1920年ごろのデザートナイフです。ペーパーナイフじゃなくてね」
との説明。あ、そうなのかと思いつつ、食卓で使用するには古すぎるので、抽斗に入っています。
それにしても、こういった、刃に丸みのないデザートナイフって見かけないですよね。アール・デコ期のカトラリーと比較してもめずらしい。
2019-09-23
抽斗堂 no.35 硝子製のノブ
抽斗堂no35は硝子製のノブ。骨董市で発見したのですが、いつの時代のものなのかわかりません。ゆがんだ形をしていて、くぐもった硝子の中に気泡が入っていて、水母を思い出します。
で、これ、とてもすごくて、何がすごいかというと、握ったとき手が安心するんですよ。さすがノブだけに。ノブ・コレクションを始めたくなるくらい、フェティッシュな感性を刺激するんです。
2019-09-12
抽斗堂 no.34 白いガーゼの扇
抽斗堂no34は白いガーゼの扇。いただきものです。広げるとふわふわして風のよう。机に置くと、扇よりも貝に似ています。
夏あふぎ夜半のとばりを鞣しけり 夜景
* * *
小池純代にマラルメの「マラルメ夫人の扇」を長歌&反歌のスタイルに翻案した遊戯があります。こんなの。
わたしの胸はことだまの 仮の住まひにすぎぬもの
わたしの妻はわたくしの 仮の宿りにすぎぬもの
過ぎてしまへば何もかも 仮でないものあらぬもの
*
仮の吾妹(わぎも)のその手にゆるる仮の扇よわが心
この反歌は短歌(57577)ではなく都々逸(7775)になっているのですが、言の葉が扇のようにゆらゆらして見えて楽しい。都々逸って、ともすると最後の5音に尻切れとんぼの味が出ますよね。言い切らないうちに終わりが訪れた時は、少し切ない。
2019-09-06
抽斗堂 no.33 24色の色鉛筆
抽斗堂no33は24色の色鉛筆。先月ボナール美術館で購入したばかり。
色鉛筆では白の佇まいが好き。でも黒もふしぎだ。黒は存在する色をすべて呑み込んでしまう。そんなものをほかと同列に「色」として扱っていいのだろうか。でもそれをいうなら白も白なりに変かもしれない。稲垣足穂は幼稚園にもいかないころ、姉の机に白の色鉛筆を発見して、これは何用につかうのだろうとふしぎに思ったそうだ。で、そのあと黒の色鉛筆を発見して、こんなの墨や鉛筆と同じじゃないか、なんでわざわざ色鉛筆に加えるのか意味がわからなかったとも書いている。
2019-09-04
2019-06-27
抽斗堂 no.31 0€紙幣
抽斗堂no31は0€紙幣。欧州中央銀行承認の本物のお金です。素敵な絵柄のものがたくさん発行されているのですが、そういうものは使ってしまう(本を贈るときにしおりとして挟む)ので、家にはこんなものしかありません。
造幣局が印刷しているだけあって、紙質や偽造対策も万全。画像上、左下の横棒は触覚識別ライン。その上は透かし絵。大きな「0」はマイクロ文字。右上のキラキラはホログラム。右下はナンバリング。もちろん全体のトーンもマイクロ文字を使用しています。
さて気になるお値段ですが、どれも1枚2€です。でも絵柄が定期的に変わるのと、いろんな団体が観光ないし記念事業の一環で紙幣をつくるのとで、珍しいものはどんどん値が上がる。宗教改革500周年記念として発行されたルターの0€紙幣は大きな話題をさらいました。新手の免罪符か?なんて言われたりして。あと去年のマルクス生誕200年記念紙幣も増刷がかかったようで、いやー資本主義って怖いですね。マルクス生誕200年は信号機もよかった。万国のマルクス・ラヴァーズにこの画像を捧げます。
Trier macht Karl Marx zum Ampelmännchen https://t.co/8UHXkYRsHW pic.twitter.com/DaRIAW41wC
— Nazlı Tükenmez (@nazlitukenmez) 2018年3月22日
2019-06-26
抽斗堂 no.30 肉のしおり
抽斗堂no30は肉のしおり。ある俳人に案内された、合羽橋道具街の食品サンプル屋で見つけました。ここは実際の制作体験もできるらしい。
一つ一つ手作りで、ベーコンの方はぎとぎとした汚らしい感じがたまりません。生ハムの方は熟成っぽい透明感があって、本にはさむと綺麗。夏にぴったりだということに気がついたので、抽斗から出して使用することにします。
2019-06-17
抽斗堂 no.29 体操用ボールペン
抽斗堂no29は体操用ボールペン。BICのクリスタル・ボールペンのお尻に火で炙ったマチ針を指し込んで、瞬間接着剤で固めてあります。
さてこれをなんの体操に使用するか。答えは眼性疲労改善のための眼筋トレーニングです。目の疲れをとるのに「ペン先を見つめる」という方法がありますが、あの「ペン先」というのが凝視できるようで、実はできない。それで赤いマチ針をお尻にくっつけて「先端」を創造したのでした。
2019-06-15
戦争の絵葉書、追記
●「土曜日の読書」復活しました。今週は海野弘『都市の庭、森の庭』です。
●抽斗堂no.27の絵葉書に質問などをいただいたのですが、素人なので答えられず。そのかわり追加で2枚。
戦闘中の歩兵。砲撃下の小隊が甲羅を形成する風景。
右上に「シャロン野営地、75mm口径砲の射撃」とありますが、背景や説明文の異なるモノが出回っていて実際の場所は不明。昔の絵葉書ってオリジナルの真偽が難しい。その道のプロに質問するのが一番賢明です。私はわからないまま、すこやかに生きています。
2019-06-13
抽斗堂 no.28 キャラメルの缶
抽斗堂no.28はキャラメルの缶。直径7,5cm、深さ2cm。ソフィア王妃芸術センター内のショップで発見しました。キャラメル入りで1,9€だったのに、指の腹をかける凹みもあるし、蓋の縁も開きやすいよう斜めにカットされていてちょっとすごい。
すごいといえば、この美術館にはピカソの「ゲルニカ」があるのですが、実は私、絵画にあてられたショックで涙が止まらなくなった唯一の経験というのが「ゲルニカ」を観たときなんです。作品の前に立って細部を追っていたら、えも言われぬ悲しみが込み上げて、ひとりでに滝の涙になっていた。全くもってヒューマニズムとは一切無縁の、イデアのように純粋な悲しみが胸を撃ち抜いたんですよ。
ピカソの作品ってそれほど好きじゃない上に、それまで「ゲルニカ」も退屈な絵だと思っていたから何重にも衝撃でした。なるほど、この人は天才なんだなって。
2019-06-11
抽斗堂 no.27 戦争の絵葉書
抽斗堂no.27は戦争の絵葉書。サリヤ広場の絵葉書屋さんで集めています。骸骨はノートルダム・ド・ロレット戦没者墓地の地下聖堂。死体はマルヌ会戦の現場(こちらに追加の絵葉書あり)。
ここの絵葉書屋さんはフランス国内の風景写真に強いんですよ。戦争地ものばかり探している女性は少ないのか、店のご主人は私のことを研究者だと思っているようす。
そんなわけで今月号の往復書簡「LETTERS 古典と古楽をめぐる対話」の(下)に西部戦線激戦地シュマン・デ・ダームの絵葉書を3枚添えました。(上)に添えたニース戦没者慰霊碑はパリのノートルダム大聖堂の身廊と同じ高さ。本当に巨大です。
2019-06-09
抽斗堂 no.26 テラコッタの梟
抽斗堂no.26はテラコッタの梟。全長6cm。1970年代製。自分で調べたところメキシコのトナラ焼きでした。つるつるした石のようにみえるのは、表面が瑪瑙石で磨かれているから。絵筆の走りが大津絵っぽくて、柳宗悦が好みそうな雰囲気です。
てのひらに包むと安心感があり、背中の白鳥もかわいい。
2019-06-07
抽斗堂 no.25 昔の定量ポーラー
抽斗堂no.25は定量ポーラー。1950年代のビンテージで、トランプ柄の軟派デザイン。食前酒用ゆえシングルより少ない20mlタイプです。古道具屋で1€でした。
定量ポーラーはボトルの口にとりつけると、さかさまにしたとき決まった分量だけ注げるようになる道具ですが、これはまず球体部分に酒を移し、そのあと筒になった先の蓋を外して杯に注ぐのではないかと思う(違ったらごめんなさい)。
もっとよく構造を見たい方はこちらをどうぞ。
2019-04-24
抽斗堂 no.24 ピンホールのサングラス
抽斗堂no.24はピンホールのサングラス。スポーツ観戦用です(かけたことないけど)。入手の経緯はこちら。他のグッズは人にあげ、メガネが好きなのでこれだけ残しました。
スポーツと言えば、ツール・ド・フランスの不動の人気は、昔の甲子園人気を10倍キツくしたような感じです。3週間・3500キロ走破という過酷さがいいみたい。あと長距離レース特有の、風景が刻一刻と変化する官能性も堪能できるし。
余談。毎年夏になるたび古都古城やら、田園風景やら、山岳地帯やらといった〈フランス一周観光〉をメディアが3週間も中継するというシステムは、怖るべき利を国家にもたらすな、と思う。あ、これは壮大なイデオロギー装置なのねって。
2019-04-19
抽斗堂 no.23 道で拾った羽根
抽斗堂no.23は道で拾った羽根。オーガニック・シャンプーを溶かしたぬるま湯で洗って、ドライヤーで乾かしました。なんの鳥だろう。ウミツバメかな? 画像だと青がかっていますが、肉眼では灰から白へのグラデーションです。
ついでに書くと、いまこのブログの表紙にしているのはジュズカケバトの羽根。ベランダに落ちていました。鳩が好きな人というのは多いですけど、幸せな人生だなって思う。毎日遭遇率100パーセントだもん。
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