空の素敵さは、その〈大いなる無名性〉にあります。
では海はどうでしょうか。
うーん…。海は無名ではなさそう。海を眺めていると、そこに〈たったひとつの大いなる名前〉を想いますから。その名前を特定することは決してできないものの、海には〈拭われた痕跡〉が確かにある、というのが私の感触です。
そんな海の上に広がる、はなからなにもない空。空の想像。空の音楽。今は春のせいか、ふだんよりもずっと空に近づきたい気分。
では海はどうでしょうか。
うーん…。海は無名ではなさそう。海を眺めていると、そこに〈たったひとつの大いなる名前〉を想いますから。その名前を特定することは決してできないものの、海には〈拭われた痕跡〉が確かにある、というのが私の感触です。
そんな海の上に広がる、はなからなにもない空。空の想像。空の音楽。今は春のせいか、ふだんよりもずっと空に近づきたい気分。
木をかこう空をかこうとさそわれる 佐藤みさ子