2023-09-04

小津夜景第二句集『花と夜盗』刊行記念連句「桑の花の巻」



新刊のタイトルが決まらなくて右往左往していたのが、今朝ついに決まって一息ついているところ。この間、いろいろありました。一番大きいのがもうすぐ夏が終わるってことでしょうか。悲しい。

先日、四ヶ月かけて巻いた連句が完成しました。額装は羊我堂さん。素敵なレストランの敷紙みたいな画像で、盛り付けた句がおいしそう。ロクシタンのパッケージっぽくもあります。いま読み直して、今回の初折表六句は、ぐっと円陣を組んでるみたいな手堅さがあるなと思いました。季何さんの「巨帯都市(メガロポリス)のあかりみせばや」の、外連味たっぷりの擬古調のおかげでしょうか。また今回は連衆が多く、多彩なアイデアのひしめいている雰囲気も気に入っています。