2024-12-13

句集『花と夜盗』増刷の知らせ





あいかわらず「すばる」にエッセイを書いている。そうたしかに書いている。でも送稿したあとはなにもおぼえていない。いま発売中の号では今福龍太『霧のコミューン』の書評も載っている。今福さんの本はずっと読んできたので、恐れつつ書いた。

句集『花と夜盗』増刷の知らせが来た。それで誤字脱字のチェックをしていら、この本、なんでこんなに肌に合うんだろうと次第に不思議な気分になってきた。本当にびっくりである。エッセイに関してはそんな風に思ったことがない。いつも違う、こうじゃない、と困りはてているのに。

新しいエスプレッソマシンが届いた。デロンギのラ・スペシャリスタ。あたたかい飲み物を淹れるという行為はわたしにとって時間に句読点を打つようなもの。とても大事な気分転換である。とはいえ、いかんせん句読点が多すぎるのがこのところ深刻な問題と化していた。台所でうろうろする時間が書く時間を侵食している。で、半分自動化せねば、と。これで改善されるかどうかは未知数だけど。