2017-05-22

旗をはこぶカモメ





ル・アーヴル市が発行している広報誌。カモメが表紙の号なので、大切にとってあります。

ところでこの絵、何を描いているのかというと、フランス軍の待っているル・アーヴルの丘陵に、母国の旗を死守したベルギー政府が避難しに来るところです。1914年にドイツ軍に占領されたベルギーは、軍隊を母国に残して政府をル・アーヴルに移したんですね。

そういうわけで第一次世界大戦中は、下の地図のサン=タドレッスと書かれた場所がベルギーの首都でした。散歩に良い、これといって何もない丘です。

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