2017-02-21

肉よさらば





朝8時の広場。カルナヴァル(謝肉祭)出動前の山車。

ニースの山車は、毎年「○○の王様」という風にテーマが決まっていて、職人たちがさまざまな人形をこしらえては腕を競い合う。今年のテーマは「エネルギーの王様」。この山車、遠くから眺めていると「なにがすごいんだか全然わからん…」って感じなんだけど、近くで見るとけっこう繊細で悪くない。

数週間つづく祭の最終日には、この王様たちを舟に乗せて海へ流し、花火を上げて火葬にする。

ところでカルナヴァルとは一体なんなのか?というと、四旬節直前に催される民衆的祝祭のこと。ならば四旬節とは?というと、これはキリストの復活祭に備えて「肉断ち」その他の禁欲を守らなければならない期間のことで、この物忌みが復活祭当日までなんと40日間もつづくんです。知ってました? わたしはこの日記を書くのにさっきウィキに教えてもらったばかり。知りたてほやほやです。

つまり「四旬節に入ると復活祭までシケた毎日になるから、その前に駆け込みで騒いでおこう!」ってのがカルナヴァルといふもの。たぶん。