2017-02-10

書家っぽい絵描き。




『ぞうのババール』の絵が好きで、たまに買ってはクッキーみたいに配ってしまう。

ジャン・ド・ブリュノフの絵はとても気まま。

気ままといっても全体の構造はある。ただ描線の動きが構造に束縛されず、またそれに寄与しようとした気配がない。つまり彼の描線は、なんのためでもなく自由。

そこが好き。

じっと眺めていると、良寛を思い出すことも。その構えない感じもそうだし、あと造形がフィギュール(形)ではなくリーニュ(線)から成っているように思われることもあって、書を味わう気分になるらしい。