自由律俳句の結社『海紅』はこの新年号で1166号なんですね。老舗雑誌とは思えない可愛いデザイン(隣に置いてみたのはてぬぐい)です。俳句以外では若木はるか氏のエッセイ「至福の食卓」がすごい迫力でした。
* * *
星を吸うミネラルウォーター並ぶコンビニ 木内縉
また逢う約束のコーヒーは濃い目がいい 熊谷従子
二〇一七ページにそれと分かるしおり 小早川すすむ
海の訛り消えぬ一羽 さいとうこう
秋の夕暮れ少しちぎって手帳に挟む 杉本ゆき子
たわわぶら下げ秋の枝は 中塚唯人
お気に入りのアップリケは天使でした 杉本ゆきこ
お弁当うまい思わずお茶入れ替える 千田光子
楽園の入口で切符がない 正木かおる
さまよえる卵がけご飯の朝 本間かもせり
香の森ウヰスキー柔らかい鍵 石川聡
月山冠雪おかえりなさい 若木はるか
また逢う約束のコーヒーは濃い目がいい 熊谷従子
二〇一七ページにそれと分かるしおり 小早川すすむ
海の訛り消えぬ一羽 さいとうこう
秋の夕暮れ少しちぎって手帳に挟む 杉本ゆき子
たわわぶら下げ秋の枝は 中塚唯人
お気に入りのアップリケは天使でした 杉本ゆきこ
お弁当うまい思わずお茶入れ替える 千田光子
楽園の入口で切符がない 正木かおる
さまよえる卵がけご飯の朝 本間かもせり
香の森ウヰスキー柔らかい鍵 石川聡
月山冠雪おかえりなさい 若木はるか