批評という大きな海に、かつて(ううん、きっと今も)大小さまざまの多元的な島があり、ゆるやかな規則とそれぞれの習慣とを互いに照応させつつ、その中で文芸評論もひとつのオートノミーを営んできたという素朴な歴史 。
ところで、こういった趣旨の文章を書くことについて、実はかなり強いためらいもあります。
というのは、わたしは文学に全く思い入れがないのです。
つまり、思い入れもないのに語っていいものか、といった純粋な躊躇ですね。
自分の興味は文学でなく言葉。そして音楽です。たとえ意味がぬぐいさられてしまっても、そこに残る闇と光。そして響きです。
そして、理解では辿りつけない丘の上に、大きな虹のようにひらく〈発光する痕跡〉を掛けてみたいな、と思うのでありました。
ところで、こういった趣旨の文章を書くことについて、実はかなり強いためらいもあります。
というのは、わたしは文学に全く思い入れがないのです。
つまり、思い入れもないのに語っていいものか、といった純粋な躊躇ですね。
自分の興味は文学でなく言葉。そして音楽です。たとえ意味がぬぐいさられてしまっても、そこに残る闇と光。そして響きです。
そして、理解では辿りつけない丘の上に、大きな虹のようにひらく〈発光する痕跡〉を掛けてみたいな、と思うのでありました。