2020-01-01

ふわふわふうみ





往復書簡「LETTERS」更新しています。第16回は「ふわふわふうみ」。降誕祭前夜とトレーズ・デセール、数理的に分析されたハルモニア、くだものの音、古典のふわふわ、かすていらかすむ夕べ、素材に耳をすますこと、本質と実存とが一体になったつくる人々の世界、などなど。上はこちら、下はこちらからどうぞ。

ええと、以下は世間話。

つい先日、知り合いから「クリームを挟んだマカロンがニースで売られるようになったのは、ここ10年くらいのことだよ」と言われたんですよ。で、ちょっとびっくりしたんですよね。日本人はマカロンというと、ラデュレ考案の、2枚のマカロンにクリームを挟んだ「パリ風マカロン」をかならず思い浮かべるじゃないですか。でもこちらの人はメレンゲを混ぜた単なるアーモンドクッキーを想像するようで、たしかにその目線で眺めれば、いまでもこの町はクリームなしマカロンの方が主流かもしれないなって。アーモンドクッキーとマカロンはわたしの中ではまったく別のカテゴリーだったので小さな発見でした。