2021-06-08

消えざる朝のやうな幕引き




新潮7月号にエッセイ「漢詩を読む、水のほとりで。」を書きました。あと週刊俳句第737号に【小津夜景✕西原天気の音楽千夜一夜】が掲載されています。

週刊俳句の記事に「三大ギフト・ショップ・ミュージシャン」という言葉が出てきますが、クラシック音楽にはまた別の定番があって、わたしの知る限り(わたしの行く場所が偏っている可能性は大いにあり)ミュージアム・ショップで最も見かけるCDはフォーレです。ドビュッシーでもラヴェルでもなく。

D連句は雑の短句が回ってくる。今回は軽く付けすぎたかも。

消えざる朝のやうな幕引き
このあたりでは見ぬ影法師
風生む日々のカタストロフィー
負けた地球がやけに明るい
風のしじまに骨をうづめる