2019-05-01

椰子の向こうに



句の整理をしていたら『フラワーズ・カンフー』のボツ句を発見。

ほばしらにへに

逢うたりな椰子の向かうに夏嵐
飛びてゆかましよ簾は海を向き
風つよき日の老船とバナナの木
(ほばしら)に舳(へ)に連れ立ち夏のすだまかな
青岬片帆を永遠に枕(ま)くといふ
夕立に没り日のさして帆綱かな
うごきそむ塒(ねぐら)は凪を待ちかねて
夕映えの櫂を入江にさしいれぬ
糸吐きて舟はくらげとなりにけり

メモに2015年5月作成とあるので、俳句を始めて半年の頃の作品。〈風つよき日の老船とバナナの木〉は自分史上最高のお気に入り句。だってハワイっぽいんだもん(行ったことないけど)。句集にも入れたかったけれど、挿入できる位置がどうしても見つからなくて諦めざるを得なかった。