きのうの続き(白はいくぶん少なめ)。
青いベンチ。
開店前のレストラン。
望遠鏡。
仕事をすませて帰宅する途中、タンタン・グッズと古いカメラのみをあつかう露店を発見。品の良さそうな紳士が店番をしていた。
これ、きっとタンタンに登場する飛行機なんですよね?
何も買わずに露店を立ち去り、自宅の方にあるホテル・ネグレスコまで来る。この建物を見ると、86人の死者と458人の負傷者を出した2016年のトラック・テロを思い出す(当時ここに負傷者が運び込まれた)。それはつまり思い出さない日はないということだ。まるでシャワーから上がるたびに鏡に映る手術痕のように、もはやなんの痛みもないもののいつまでも消えない。
斑猫に花の柩車のある暮らし 小津夜景