近所の教会。もうすぐ花粉の季節に入るオリーヴの木の下でつかのま休憩する。
元祖いろは歌はあまりに厭世的ということで、昔から様々な改作が試みられてきました。上の坂本百次郎作は春にぴったり。春眠と暁、鳥と夢、東、靄と明らかに季を意識していますよねこれ。下はより当季に合う竹本健治作。
とりなくこゑす ゆめさませ
みよあけわたる ひんがしを
そらいろはえて おきつへに
ほふねむれゐぬ もやのうち
鳥啼く声す 夢覚ませ
見よ明け渡る 東を
空色栄えて 沖つ辺に
帆船群れゐぬ 靄の中
元祖いろは歌はあまりに厭世的ということで、昔から様々な改作が試みられてきました。上の坂本百次郎作は春にぴったり。春眠と暁、鳥と夢、東、靄と明らかに季を意識していますよねこれ。下はより当季に合う竹本健治作。
路面落ちぬる 花さへも
寂寥を寄す 我が胸に
今聲絕えて 脅威見ゆ
空の星撞く ビリヤアド
ろめんおちぬる はなさへも
せきれうをよす わかむねに
いまこゑたえて けふゐみゆ
そらのほしつく ひりやあと