http://dictionary.goo.ne.jp/jn/32844/meaning/m0u/
くらげが好きな人は、きっとオブラートも好きだとおもう。白くて、薄くて、軽くて、透けていて、眺めるだけでどきどきするのに、舐めることもできるなんて夢のようだ。まんなかにそっと砂糖を置いて、丸めて、口のなかに放り込むと、尾崎翠の小説の主人公になった心持ちもする。
それから、そのオブラートという名前。震える空気のような名前。
どうにかして、この物質を、考えつくかぎりのあらゆる方法で楽しみ抜きたいのだけれど、いったいどうすればよいのか?
そういえば「山羊紙文具」という、オブラートでできた食べられる文房具がある。これは残念ながら商品化されていない架空の文房具で、オブラートに砂糖のインクで文字を書くらしい。そして読まずに食べても大丈夫なラブレターを書いたりするらしい。ラブレターはともかく、そんな文具があったらぜひつかってみたい。誰かと俳句を書きあいながら、お互いのそれを食べあったら、この上ない愉悦を感じることだろう。
それから、そのオブラートという名前。震える空気のような名前。
どうにかして、この物質を、考えつくかぎりのあらゆる方法で楽しみ抜きたいのだけれど、いったいどうすればよいのか?
そういえば「山羊紙文具」という、オブラートでできた食べられる文房具がある。これは残念ながら商品化されていない架空の文房具で、オブラートに砂糖のインクで文字を書くらしい。そして読まずに食べても大丈夫なラブレターを書いたりするらしい。ラブレターはともかく、そんな文具があったらぜひつかってみたい。誰かと俳句を書きあいながら、お互いのそれを食べあったら、この上ない愉悦を感じることだろう。