2017-01-04

〈身体vs文体〉のバックドロップ



週刊俳句の1月1日号で飯島章友さんと新春対談をしています。タイトルは「〈身体vs文体〉のバックドロップ : 格闘技と短詩型文学」。いちおう最初から最後まで〈定型〉と〈表現〉をめぐる話をしていますが、ダイレクトな文体の話はさらっとしか出てこず、読みどころはもっぱら飯島章友さんによる華麗なるプロレス講義となります。

それはそうと、この世には人間を峻別する方法として「プロレスがわかる奴か否か」という基準が存在するようですが、それでいうとわたしは「わからない奴」に峻別されます。大人になるまでプロレスの試合を見たことがありませんでしたし、いわゆる活字プロレスともそれほど接点がなかった。そんな自分に格闘技の生き字引(いえ、同世代ですけど…)である飯島さんの相手が務まるわけはなく、対談中は「へえ」とか「なるほど!」などと頷くばかり。文学の話になるとさらに緊張してしまい、なにを喋っているのか自分でもわからない。それでもちゃんと会話が成立しているように見せてしまうのですから、編集者というのは実に怪しい職業ですよ。