深夜、友達からメール。この世にはcocotier(ココ椰子)とdattier(ナツメ椰子)とpalmier(パーム椰子)とを平気で一括りにしている日本人が多すぎてもどかしい、との長文が綴ってある。この町に住んでいると、この感覚はよくわかる。ココナッツとナツメとじゃ太陽と月くらいちがうものね。
椰子で思い出したのだが、子供のころ、いや大人になってからも『水滸伝』で思わず息を呑んでしまうのが、悪漢たちが寄り集まって大量の棗をむしゃむしゃ食べるシーンだ。その光景にゆきあたるたび(わあ…いいなあ…)と思う。またふだん自分がナツメを食べる(※椰子の実の方の)ときは(あのね、これね、悪党たちの大好物なの…すごくおいしいの…)と一人空想しながら食べる。
椰子で思い出したのだが、子供のころ、いや大人になってからも『水滸伝』で思わず息を呑んでしまうのが、悪漢たちが寄り集まって大量の棗をむしゃむしゃ食べるシーンだ。その光景にゆきあたるたび(わあ…いいなあ…)と思う。またふだん自分がナツメを食べる(※椰子の実の方の)ときは(あのね、これね、悪党たちの大好物なの…すごくおいしいの…)と一人空想しながら食べる。