蓮ゆれて来て大粒の雨となる 岸風三楼
ついさっき帰宅するなり同居人に教えられた句。なんでも今日、蓮についてネットで調べていた折に見つけ、まさに写生句だと思ったとのこと(同居人が写生句という言葉を知っているのはわたしの教育の賜物)。
同居人いわく「蓮の葉は、Superhydrophobicity(超疎水性)という性質を持つ。これは、蓮の葉の表面のミクロなスケールでの構造(”毛"の生えた10ミクロン程度の突起に表面が覆われている)によりもたらされる。この超疎水性により、雨粒は葉を濡らすことなく玉となって転がる。また、こうして転がる水滴が葉の表面のダストを吸着するため、蓮には自浄作用がある。この作用を Lotus effect (ロータス効果)と言う」うんぬん。
蓮の葉の性質は、撥水加工の商品の原理にもなっています。実際に大粒の雨ができるまでを観察してみると、なかなかおもしろいです。