2020-06-25

『花の誕生』



一部屋しかないアパートに住んでいるから、コロナ騒動以降、同居人の仕事ぶりが丸見えだ。今日は来期のグランゼコール入学者のzoom面接試験。面接は一人につき45分もかかる。終わったあとぐったりして仮眠をとっていた。受験生はあなたの数倍疲れただろうね、というと、うん、面接中にもうへばっていたよ、と同居人。

午前中の面接は、アフリカの某国の生まれで、現在は親元を離れて近隣国のプレパ(グランゼコール受験準備級)に留学中、そこからフランスの学校を目指しているといった、そこそこよくある経歴の若者。暑いのにぴしっとスーツを着て、極度の緊張でほとんど受け答えができない感じだったけれど、幸い面接で落ちることはないらしい。

話は変わって、俳句を書き出してちょうど10ヶ月経ったとき、いったん自家製の冊子に句をまとめたのですが、その冊子の表紙が出てきました。ボッティチェリ『ヴィーナスの誕生』の画面右側の女性を見ながら描いた絵なので、それにあやかってタイトルは『花の誕生』にします(いま決めた)。