2020-08-25

まばたきをする翼





こんにちは。先日正岡豊さんに「ねえ一句評書いて」と言われ、何に載るのかもわからないままに書いた400字の拙文が、フリーペーパー「キャベツ長女」第二号に掲載されていることをたったいま知った小津です。なんとなく「細胞膜新聞」に載るのかなと思っていたんですが「キャベツ長女」とは。キャベツ長女…すごいネーミングだなあ。文字量は正岡さんがばりばり主筆、小津は主筆の家の近所の野良猫くらい(野良猫も文字を書きます)の割合になっていて、ネットプリントは、

ローソン・ファミマ PEN699KZDH
セブンイレブン EPX3YPNE

で、3枚60円ですね。縦レイアウトで二枚を一枚にすると40円。正岡さん曰く、こっちの方が見やすいかも、とのこと。ちなみにグーグルドライブはこちらです。

正岡さんといえば、半月ほど前に、未発表連作の章を加えた『四月の魚』の新装版が出たばかりですが、これ、装丁がうろこもようになっていて、ものすごく「うおうお」しています。一箇所、うろこの色が違うところが、なんというか「あの日」の傷がまだ残っている人魚の体みたいできゅんとさせます。

夢のすべてが南へかえりおえたころまばたきをする冬の翼よ  正岡豊

ここから壮大な交響詩が始まりそうな巻頭歌。今読んでもやっぱりすてきです。