2020-08-06

英国と柔術





復活したはずだったのに再び寝込む日々。昨夜は半年ぶりに外食(テイクアウトのケバブだけど)した。なのに今朝も海に行く。体力をつけたくて。泳ぐのは15〜20分。休憩や行き帰りの時間まで含めても半時間で済むのがありがたい。

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川柳スープレックスで、飯島章友さんが「夏目漱石と素晴らしき格闘家たち」という連載をしています(第1回第2回)。川柳誌で外国における日本の武術についての連載を読めるなんてすごいですね。なるべく長く続いてほしい。

飯島さんの文章を読んで、英国の女性参政権100周年にあたる2018年、参政権のために立ち上がった女性柔術家イーディス・ガラッドの話が巷で流行っていたのを思い出しました。イーディスはロンドンにあった上西貞一の道場で柔術を習い、上西帰国後、その道場を夫と二人で引き継ぎ、またその道場とは別に「サフラジェット護身術クラブ」を作って女性参政権運動家の隠れ家とした人物です。サフラジェットと警察との攻防は苛烈なもので、柔術がなければとても闘い抜くことはできなかったとも。ちょっと前に『未来を花束にして』(原題: The Suffragettes)という映画もありましたが、舞台が大逆事件と同じころなのだと思うと、こみ上げるものがあります。