来春に句集が出ます。あっと驚く構成になる予定です。タイトルはどうしようかな。前回『フラワーズ・カンフー』をつくったときは、別案として『ウォータースポーツ』というタイトルに、サングラスをかけたうさぎの女の子がサーフィンをしているイラストを添えるというのがあったのですが、わたし以外の誰ひとり賛成しなくてボツになったんですよね。そっちにしてたら今頃どうなってたかしらって、たまーに思います。
話は変わって、以前、生駒雷遊について調べるのに苦労したことがあって、ああ、そのころに片岡一郎『活動写真弁史』が刊行されていたら良かったのに、と思ったのがつい数ヶ月前。で、今日スケザネ図書館をみたら、
なんと活動写真弁士の片岡一郎さんがご出演でした……。お喋りだけでなく実演もなさっています。片岡さん、とても面白い方で、後編が楽しみすぎる。
それにしても、そんなにも活動弁士が少ないなんて、なんだか信じられません。私、2018年の秋にニースの映画館で、坂本頼光の活弁&生演奏つきの『雄呂血』を観て大泣きしてしまったことがあるんですが(
こちらの日記です)、会場は満席で、ほんとに素晴らしい上映だったし、知る機会さえあればハマる人の多いジャンルのように感じるのですけど、でも、まあ、なにごともその「知る」ってのが難しいんですよね。そういえば先日JALに乗ったら、JAL名人会のパーソナリティが坂本さんで「おお!」と思いましたよ。