2022-07-28

時差ボケ日和 6





朝は菓の子やのスイートポテトとコーヒー。食後は洗濯物を干し、宿泊先で原稿を書く。上の画像の「れんらくちょう」はとても使いやすいのでおすすめ。これにひらがな多めで予定を書くと、いろんな精神的不安がまたたくまに消滅する。

正午、Tさんと大塚にある蕎・馳走岩舟の前で待ち合わせ。が、今日は休みだったらしく急遽やっぱりインディアに向かう。カレーを食べたあとはOMOカフェに。ここは広々として静か、完全に穴場だった。おしゃべりしているとKさんがやってきて表六句を巻くことに。

抱一の一をひろげて扇かな  冬泉
蛍集まるほにやららのバス  夜景
巴里祭サドの末裔神妙に   季何
埃まみれの眼鏡とり出す  冬
名月に憧れて焼くパンケーキ  夜
人呼ぶときは秋簾越し  季

夕方になったので駅前の酒肴北斎に場所を移し、馬刺しを食べつつさらに雑談。明治以降の天皇家の歌の話になり、私は上皇后美智子の〈慰靈地は今安らかに水をたたふ如何ばかり君ら水を欲りけむ〉の初読の衝撃を語る。そのあと時代を遡り、Kさんの持統天皇の歌の解釈を聞き、Tさんに近松門左衛門「持統天皇歌軍法」のあらすじを教えてもらう。宿泊先に帰ってからはお茶碗を洗っていた夫と漫才の話を少し。「Tさん、ダイマル・ラケットが好きなんだって」と伝えると「そうなんだ。いい漫才師だからね〜」との返事。ほんとそう。

(追記)連句、誤字を直しました。Tさんのコメントはこちら