2023-07-21

Nice Jazz Festival その2



20日の朝は原稿、昼は病院、夜はジャズ・フェスティバル。今夜のお目当てはハービー・ハンコック。

前日同様、夜8時すぎに会場に入り、Jalen NgondaとEzra Collectiveを聴く。で、夜11時、待ちに待った開演。感想をひとことで言えばアクション・サウンド・ペインティング。飛び散る音のしずくの、その減衰のさまがいちいち魅力的。テレンス・ブランチャードのトランペットも良かったけれど、面白かったのはジェームス・ジナスのベースソロ。ループ・ペダルで即興音を少しずつ重ね、ついには深遠なソロ・ジャムセッション(!)を織り上げ、まるで宇宙に漂うさまざまな星の運動を耳で聴いているみたいだった。終演後、ジェラート屋に寄ってレモンシャーベットを食べ、深夜1時半に帰宅。