2020-08-28

夏の終わりのル・アーヴル





先日から始まった近刊『漢詩の手帖 いつかたこぶねになる日』の試し読み。第1回は「虹をたずねる舟(パント)」です。ご覧いただけますと幸いです。

徐志摩「ふたたび、さよならケンブリッジ」は中国の近代詩で最もよく知られる作品の一つで、現在も中国・台湾両国で多くの国語の教科書に使用されています。原文は西洋文化の香りが色濃く、骨組みも西洋風。ロマンティックだけど、暑苦しい熱唱ではなく、ウィスパーヴォイスの風合いが持ち味です。

ところで今週は夏休みで、ル・アーヴルに来ています。今日は一人で海に出かけました。嘘みたいに澄んだ空にあそぶダイナミックな雲が、北ノルマンディーらしかったです。

船を眺めるユリカモメ。
防波堤の上を歩く。
防波堤の端の、
なにかよくわからないもの。
灯標?