2020-12-15

上海の赤





しばらく雑用をこなしているあいだに1週間が経っていた。さすが師走だ。

今日はロックダウン解除初日ということで、まっさきに髪を切りに行った。すっきりして気分がいい。帰ってきてメールをひらくと、イベントの感想が新たに数件届いていた。今回はメインの翻訳スライドのほか、漢詩の本の探し方に興味のもった方が多かったようで、これは私としては思いがけないことだった。

『オルガン』23号で素粒社設立にちなんだ記念連句を読む。好きだったのは下の流れ。上海の赤、がいいなあ。

テープ起こしの声のさゝめく  智哉
空気より冷たい鳥の樹を祝ふ  健一
水銀燈がすごい元気だ  抜け芝
上海の赤をほどなく食べるひと  佳世乃
時間旅行で恋人が死ぬ  若之