2020-12-06

唐紅のスパイシートーン




オンラインイベント「知られざる香道具の魅力」の講師であるmadokaさんから特製の文香しおり「唐紅」が届く。

袋をあけるとスパイシーな香り。芳烈だけどしっとりしていて目や鼻がちくちくしない。香道初体験なので、これだけですでに新鮮な発見だ。表には業平の和歌(ちはやぶる)に因む絵、裏には源氏物語「紅葉賀」の帖を示す源氏香の図が記されていた。とても嬉しい贈り物で、どの本にはさむか考えた末、エキゾチックなところが合いそうなモーツアルト「魔笛」のしおりにすることに。


あときのうは平井の本棚さんのイベント「第4回 本の作り手と読む読書会」に出演した。ご来場のみなさまありがとうございました。自分のパートは「訳し方の基本」として3作、「詩の冒頭から型を読む」として3作、そして朗読用に3作と全部で9作に言及したのだけれど、時間の関係で使用しなかったスライドがいっぱい残った。ちなみに残ったのは夏目漱石「菜の花の黄」、原采蘋「初夏の幽荘」、徐志摩「天真的預言」、白居易「げんしんのゆめ」でした。