2021-03-24

初心者が連句を巻くと何が起こるか?





家の前の街路樹がうれしいことになっている。外出のときは数メートルごとに立ち止まって眺めてしまい、なかなか歩が前に進まない。

川柳スパイラル11号は連句特集。頁をめくると、わたしが連句のルールを知らなかったころに小池正博さんと巻いた歌仙「たぶららさ」の巻が特集の巻頭を飾っていてのけぞってしまう。いや、掲載を了承したのはわたしだけれど、特集ときいたので数ある中の一巻だと思っていたのだ。しかし数あるどころか他に歌仙は載っていない。これだけである。【現代連句作品】が、まだ三回も連句を巻いたことのない素人のそれでよかったのだろうか……? 読者の方々には「初心者が連句を巻くと、いったいどういったことが起こるか?」の実演サンプルとしてご観察いただけますと幸いです。

もうひとつお知らせ。小説すばる4月号に「最高のひと皿」というリレーコラムを書いています。最高のひと皿ってあんがいむずかしいテーマですよね。わたしは昆虫目線で考えてみました。