2022-05-23

遊歩者の夢とリスボンの馬車





『小説すばる』にて連載中の空耳放浪記。現在発売中の6月号は「遊歩者の夢」と題してパリ的なる俳句を紹介しています。お近くに本屋ないし図書館のある方は、ちょっとだけお手にとっていただけると幸いです。あ、どうもありがとうございます(先にお礼を言っておく礼儀正しさ)。

あと10日あまりでパリに行かねばならない。怖いよう。この世には人の名前を忘れるとか、数字を憶えられないとかいった、さまざまな類型的弱点が存在しますが、わたしは降りるべき駅で降りられない系の人なのです。次で降りないと、とわかっていても一瞬意識が飛んじゃう。寝てしまうんですよね。どうしても。

そうそう、新しい句集ですが、まだタイトルも決まっていない状態です。ひとりでだまって作業するのも寂しいから、ここに進行状況を書きながら進めようと思っています。

写真はリスボンの国立馬車博物館を出たところ。趣きある光景でした。