2022-05-02

異文化への開眼





今日はトラムの中で本を読んでいて、目的の駅で降り損ねてしまった。気がつけばそこは終点の港。あわてて引き返して家にたどりつき、ほっと一息ついていたら、パリに行く用事があったことをふと思い出したので、飛行機のチケットをとった。で、いまからどきどきしてる。パリの空港から市内まで行けるかどうか不安で。ぼんやりしてすぐ乗り過ごしてしまう。

前回の日記で紹介した『酔拳』の冒頭2分から3分のシーンを観てくださった方が多く、黄正利も御年77歳なんですねえなどといった感慨に浸る手紙から、題字がかっこよすぎてスクショしちゃったという嬉しい手紙まで様々な感想をいただいている。ちなみに日本版の冒頭はこちら。ジャッキー・ファンには垂涎ものの編集である。でもわたしはオリジナル版が好き。なぜなら自分にとって『酔拳』の衝撃とは中国文化が圧倒的な異文化であることへの開眼と同義であり、そのことを教えてくれたのがあの題字と音楽だったからだ。

それはそうと、近々スケザネ図書館で『なしのたわむれ』番外編動画が出るらしいです(わたしもまだ見ていない)。また別の番外編として「音楽の価値とは何か」について語った須藤岳史さんのエッセイがこちらで読めます。