2022-05-08

寓意的な、あまりに寓意的な。




昼間は軽い雨。夕方から晴れ。夜8時ごろ海へ出ると、かくのごとく(写真を拡大してください)女性がぐっすりと眠り込んでいた。寝ているなあと思いつつ浜辺を見回すと、寝落ちした人影があちこちに散らばっている。寓意的な、あまりに寓意的な景色。なぜかBBCのSFドラマ『プリズナー』を思い出す。

それはそうと、今日から縦書きで原稿を書いている(いままでは横書きだった)。縦書きだと文字を草書にできるので手が楽だし、素早くリズミカルに書ける。リズムに乗ると、少女のころに浴びるように読んで体の根っことなった文体がぴょこんぴょこんと顔を出すのも面白い。で、しみじみ思った。ああ、結局わたしって筒井康隆からできてるんだよなって(知ってたけど)。

先日巻いた堀田季何さんの受賞記念連句を、羊我堂さんが画像にしてくださった。いつもありがとうございます。