古屋翠渓『流転』。うれしい。これから少しずつ読みます。
* * *
先日『川柳スパイラル2』のことを書こうとしたら、グリオの話になってしまいました。数句、気ままに引くつもりだったのに。
それぞれに異なる味わいですが、構成力があるという点で、いいなあ、と。こういう感じの句を、歌仙で出せたら最高だろうな、とも思ったり。
この方は2枚目な句が多い。バカを言ってみても、着地が必ずエレガントなんですよ。
哀しく、可笑しく、怖い。そういえばこの方は『川柳スパイラル1』に、
というごきげんな川柳を出していて、それも好きでした。雪舟えまの近未来感覚が憑依したかのような、乳色のミラクル感があります。春陽堂の公式サイトで5月からはじまる「もともと予報 365日川柳日記(+挿絵:安福望)」も楽しみです。
遠景を小さくたたむ菓子職人 岩田多佳子
浮世絵のように走ってゆく男 猫田千恵子
カレンダーガールだらけだった岬 丸山進
それぞれに異なる味わいですが、構成力があるという点で、いいなあ、と。こういう感じの句を、歌仙で出せたら最高だろうな、とも思ったり。
カメムシに吸われたあとの午前2時 小池正博
この方は2枚目な句が多い。バカを言ってみても、着地が必ずエレガントなんですよ。
やめたひとだけが集まるどうぶつえん 柳本々々
哀しく、可笑しく、怖い。そういえばこの方は『川柳スパイラル1』に、
はろー、きてぃ。約束の地にまるく降り立つ 柳本々々
というごきげんな川柳を出していて、それも好きでした。雪舟えまの近未来感覚が憑依したかのような、乳色のミラクル感があります。春陽堂の公式サイトで5月からはじまる「もともと予報 365日川柳日記(+挿絵:安福望)」も楽しみです。