2020-07-26

哀愁のスクリュー感覚



ご連絡くださっていた方々、ご心配おかけしました。復活しました。これから急いでメールの返信いたします。

ブログを休んでいた7日の間に、いろいろ考えるところがあって、来年の夏にニースを去っていても思い残すことがないようステラ・マッカートニーのビキニを買いました。パラソルとチェアを抱えて今週からgo to the beachです。


羊我堂さんが作ってくださった歌仙「即興の雨の巻」の画像。今回は珍しく、自分とかかわりのある部分の展開がいいなと思いましたです。

三鞭酒(シャンパン)こぼれ跳ねる狐火  羊我堂
Ora Orade Shitori egumo と雪にふれ  夜景
老いてうれしき luno malvarma(寒月)  岳史

漢字書きのシャンパンの妖しい官能性よ。この雰囲気にはラテン語が似合うと思ったので、宮澤賢治の岩手弁ローマ字書き(ってラテン語みたいじゃないですか?)をつけてみたら、須藤さんがすばやく察知して、同じく普遍語のエスペラント語をつけてくれたのが嬉しかった流れ。

マイルスのトランペットが長き夜を  岳史
葡萄に捧ぐ陽のオムニバス  夜景

ここは普通に、短歌を仕立てようと思ってつけた転じ。一首として読んだときの措辞のねじれ方、名付けて「哀愁のスクリュー感覚」が気に入っています。