今日たまたま、樺島勝一『正チャンの冒険』について「エルジェ『タンタン』より6年も早い1923年の刊行である。『タンタン』には『正チャン』の影響があるのではないか、うんぬん」と書かれた文章を読み、興味が湧いたので検索してみたところ、同じ比較をしている人が多くて、かつてオリーヴ少女だった者としてはジョゼフ・パンションの『ベカシーヌ』が知られていなさすぎなことに衝撃を受けた。
エルジェが影響を受けたと公言しているパンションは、フランスにおけるコマ割り漫画のパイオニアにあたる人物。彼の『ベカシーヌ』は『タンタン』に遡ること24年前の1905年より、フランスの少女向け新聞『シュゼットの一週間』で連載されていたフランスの国民的漫画だ。ストーリーは、ブルジョアのおうちで働くおっちょこちょいのお手伝いベカシーヌさんがさまざまな騒動を起こすといったもの。パンションの他の漫画では、少年が冒険する『ぽっちゃり君の冒険』なども人気だったらしい。
わたしの持っている本はコマ割りになっていないものだけれど、エルジェが真似たと言ったのがよくわかる絵柄。とくに明瞭な線がそっくり。映画がこれまためちゃめちゃ可愛い。
エルジェが影響を受けたと公言しているパンションは、フランスにおけるコマ割り漫画のパイオニアにあたる人物。彼の『ベカシーヌ』は『タンタン』に遡ること24年前の1905年より、フランスの少女向け新聞『シュゼットの一週間』で連載されていたフランスの国民的漫画だ。ストーリーは、ブルジョアのおうちで働くおっちょこちょいのお手伝いベカシーヌさんがさまざまな騒動を起こすといったもの。パンションの他の漫画では、少年が冒険する『ぽっちゃり君の冒険』なども人気だったらしい。
わたしの持っている本はコマ割りになっていないものだけれど、エルジェが真似たと言ったのがよくわかる絵柄。とくに明瞭な線がそっくり。映画がこれまためちゃめちゃ可愛い。