今週の「土曜日の読書」は鈴木孝夫『ことばの人間学』から鳥の言葉について書きました。
鈴木孝夫との出会いは高校生の時。最初は、なによこれ、こんなの論文じゃないじゃん!なんて思っちゃいましたけど。この人は梅原猛みたいな面白いキャラでもないし、なんだか中途半端にうつったみたいですね。でも論文が論文らしくないときって単に意味もなくそうなんじゃなく、やっぱり背景というか、それまでの人生から生まれた抜き差しならない思惑があったりするんですよ。で、それが鈴木孝夫の場合は鳥との連帯だったわけ。
言語学といえば、自分は高校生の頃、中央公論社『日本語の世界』をよく眺めていたんです。今でも言語学と聞いてぱっと思い浮かぶのはこの全集と、あと井上ひさしの『自家製 文章読本』『私家版 日本語文法』あたり。とくに『私家版 日本語文法』はオールタイムベスト10に入るくらい面白かった本で、いま手元にないのがとてもざんねんなのでした。
鈴木孝夫との出会いは高校生の時。最初は、なによこれ、こんなの論文じゃないじゃん!なんて思っちゃいましたけど。この人は梅原猛みたいな面白いキャラでもないし、なんだか中途半端にうつったみたいですね。でも論文が論文らしくないときって単に意味もなくそうなんじゃなく、やっぱり背景というか、それまでの人生から生まれた抜き差しならない思惑があったりするんですよ。で、それが鈴木孝夫の場合は鳥との連帯だったわけ。
言語学といえば、自分は高校生の頃、中央公論社『日本語の世界』をよく眺めていたんです。今でも言語学と聞いてぱっと思い浮かぶのはこの全集と、あと井上ひさしの『自家製 文章読本』『私家版 日本語文法』あたり。とくに『私家版 日本語文法』はオールタイムベスト10に入るくらい面白かった本で、いま手元にないのがとてもざんねんなのでした。
むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに。
井上ひさし