新しい流木作品を発見。その右に写っているのは海から上半身を出す男性。ロックダウン中は遊泳もパドルも禁止なのだけど、すごいなあ。
まだ発売前なのに『たこぶね』の感想が届く。みなさまありがとうございます。はい、食べ物の話すごく多めです。些細すぎて本には書かなかったこぼれ話をここに書きますと、「愛すべき白たち」の源順(p112)にこんな歌があります。
波立つ池に映る月を見て、つきなみを数えてみれば、今宵は秋の最中だったーーそれでこんなに月がきれいなのだ、といった内容。で、この歌の「もなか」という言葉にヒントを得、もち粉を水でとき、丸くととのえて焼いて甘味をつけ、『最中の月』と名付けて売り出したものが吉原の銘菓「竹村最中月」(p167)なんだそうです。またこれに餡をはさんだものが、いまわたしたちの食べている最中なのでした。
まだ発売前なのに『たこぶね』の感想が届く。みなさまありがとうございます。はい、食べ物の話すごく多めです。些細すぎて本には書かなかったこぼれ話をここに書きますと、「愛すべき白たち」の源順(p112)にこんな歌があります。
池の面に照る月なみを数ふれば今宵ぞ秋のもなかなりける
波立つ池に映る月を見て、つきなみを数えてみれば、今宵は秋の最中だったーーそれでこんなに月がきれいなのだ、といった内容。で、この歌の「もなか」という言葉にヒントを得、もち粉を水でとき、丸くととのえて焼いて甘味をつけ、『最中の月』と名付けて売り出したものが吉原の銘菓「竹村最中月」(p167)なんだそうです。またこれに餡をはさんだものが、いまわたしたちの食べている最中なのでした。