2019-07-27

ゼブラゾーンと鳥の果て





土曜日の読書「自分の名前」更新。引用は先週と同じ著者・木村洋平『遊戯哲学博物誌 なにもかも遊び戯れている』より。とても美しい本です。著者のプロフィールが気になってしまい、本のうしろを見たら、科学哲学を学んだ方で、ヴィトゲンシュタインの対訳・注釈書も書いてました。ううむ。科学哲学って憧れます。実際、学生の頃イギリス系科学哲学のゼミに数年いたのですが数学が全然できなくてぽかんとしているうちに病気で休学になったという悲しい思い出も。

と、こんなどうでもいい話を書くのは、ついさっき学生時代を思い出す衝撃的事件に遭遇したから。聞いてください。

私、近日発売の『ねむらない樹』に原稿を書いていまして、特集が「短歌の言葉と出会ったとき」というんです。で、たまたま今朝その予告チラシをみましたら、なんと執筆者の中に梅内美華子氏の名前があったんですよ。もしも依頼された枚数があと1枚多かったら、梅内氏のことを書こうと思っていたのでびっくりして、いまこれを書きながら指が震えてます。うお〜嘘でしょって。角川短歌賞をとったゼブラゾーンのころから知ってるんですよ。

空をゆく鳥の上には何がある 横断歩道(ゼブラゾーン)に立ち止まる夏
梅内美華子