2019-07-28

デュラスと慈圓




往復書簡「LETTERS 古典と古楽をめぐる対話」は第8回「時と道と」。ワイルドローズの香り、距離の感覚と時間の感覚、自らの内にありながらも言語の外にある何か、増殖する円環、慈圓の歌、繰り返しと一回性の喜び。上はこちら、下はこちらからお読みいただけます。

マルグリット・デュラスの引用について。昔、須藤さんとメールしていて、デュラスの使っていたインクの色名の話になりました。それをたまに思い出し、そのたびに検索してみるのですが、いまだにわかりません。というか、まずもって万年筆のメーカーがわからない。ウォーターマン?(←当てずっぽうに言う)


慈圓の引用について。去年イシス編集学校の講座に招かれたとき、須藤さんから〈野趣〉をテーマにした花籠が届きまして、そこに添えられていたのがこの和歌でした。しかもこの花籠、学校側が当日配布した資料の表紙とぴったりで、なにをどう推理したらこんなことが可能なのかと。それとも直感力なのかな。

夢殿やくらげの脚をくしけづる  夜景