2021-09-14

遊びの源泉





二日つづけて道場に行き、棒術のあたらしい套路を学ぶ。帰りは図書館に寄り、本は借りずに司書さんとお喋り。

いま月末〆切の俳句連作をつくっているのですが、いやーこんなむずかしかったかなと思いながらやってます。わたし入門書を読んだことがないせいで基礎知識が欠けてるんですよ。ほら「説明書」って読んじゃったらわかっちゃうでしょ作り方が。それが嫌で読まないんです。せっかく面白がっているのにもったいなくて。勘が働かないまま悪戦苦闘していると、たまに親切な人が「こうしたらもっとよくなるんじゃない?」なんて教えてくれるコツも輝いて聞こえて、そういうのも楽しいし。

俳句を書くのが仕事かといわれたら違う。ならば趣味なのかというと趣味でもない。実のところね、趣味ってのも業の深い世界なんですよ。でもわたしは欲を離れてただ面白がっていたいんです。なにを表しているのでも、なにに使うわけでもないかたちを、無我夢中で彫りつづけている人みたいに。

没頭のいいところは、瞑想状態に入ることで自分自身と向き合えること。心がしんと静まり返ること。