戸は萩にわれは仮寝に酔うてをり 夜景
* * *
【暮田真名句集『補遺』批評会】
2019年10月13日(日)の午後から開催されます。場所などの詳細はこちら。この批評会、パネリストの顔ぶれがうれしいです。おすすめ。
【喫茶江戸川柳】
其ノ漆のメニュウは「江戸働き方セット」です。貸本屋、柔術家、からくり師、虫売り、西瓜売りの川柳を習いました。
【土曜日の読書】
「タヌキとササキさん」。引用は森銑三『増補 新橋の狸先生 私の近世畸人伝』より。
「月をつくる」。引用は中川一政『画にもかけない』より。
【週刊俳句第649号】
書評「とかくこの世は 小川軽舟『朝晩』の2句」を寄稿しています。
【角川俳句10月号】
連作「探偵とゆく小道」を寄稿しています。
2019-09-02
貝殻と薔薇
先日のブログを読んだ方から、フランス語の詩で暗唱しやすいのはありますかと聞かれました。うーん、なんだろう? とりあえず自分が今ぱっと暗唱できるのは2編しかなくて、どちらもシンプルです。
耳 ジャン・コクトー(堀口大学訳)
Mon oreille est un coquillage
Qui aime le bruit de la mer.
私の耳は貝の殻 海の響を懐かしむ
これは定番ですよね。で、もう一つはポール・ド・ルセギエのバラに捧げたソネットで、本によっては「乙女の墓に」なんてタイトルがついていることも。なんと一行が一音節しかありません(全部で14音節なので俳句より短い定型詩ですね)。ソネットの脚韻の仕組みも理解できます(ドイツ語の冠詞の活用を覚える気分にもなれます)。
無題 ポール・ド・ルセギエ(串田孫一訳)
Fort
Belle,
Elle
Dort ;
Sort
Frêle !
Quelle
Mort !
Rose
Close,
La
Brise
L’a
Prise.
いと
美しき
もの
眠る。
脆き
生命(いのち)、
傷ましき
死よ。
薔薇は
萎れ、
微風(そよかぜ)
立ちて
連れ
去りぬ。
付記 この詩、実は串田孫一訳はジュール・ド・ルセギエ作となっているのですが、原語で読むとポール・ド・ルセギエ作となっていることの方が多くて、手元の本はどれもそうです(二人は父子の関係です)。どちらが本当なのでしょう?
2019-09-01
夏の思い出
思ひ寝を弔ふバニラアイスかな 夜景
往復書簡「LETTERS 古典と古楽をめぐる対話」は第10回「片隅と世界と」。飛行機で夜を乗り継ぐ、安部公房のリンゴ、永瀬清子の「あおい」、音楽の解放、スピノザの家、隠遁と自由、マルケスの秘密、楽器の記憶、片隅の灯台から世界へ。上はこちら、下はこちらからお読みいただけます。
須藤さん、この夏のヴァカンスは長かった様子。私はこの夏は連休がなくて、そのかわり日帰り旅行を3回しました。どの旅も楽しかったのですが、それよりもずっと素晴らしかった夏の思い出は、数日前に須藤さんから届いたグリーティング・フォト。外間隆史さんの姿が写っていたんですよ。とてもお元気そう。もう嬉しくて嬉しくて。
登録:
投稿 (Atom)