2020-03-03

宵越しの句は持たない





海辺の遊歩道で見つけたチョークのラクガキ。一度描かれると2、3日は消えずに残っています。

むかし、ある場所に俳句を毎週連載していたとき、たまたま調子がよくて沢山の句が生まれた週があったんです。で、句ができたときは一瞬「わあ。これだけあったら、つまり翌週分のストックもできたってこと? やったね!」と思ったのですが、すかさずはっと我に返り、

翌週分? 
なにそれ? ばかなの?
そんなのどーでもいいよね。 
俳句を書くって、なーんの義務でもないのに。
だいたいストックとか、そんなセコいこと考えてたら、遊びにならないじゃん。
書けたらぜんぶ出す。書けなかったら寝てる。
宵越しの句は持たない。
そうゆうことよ。

と、自分にツッコミが入って、漢の道を踏み外さずにすみました。

これは俳句についての話ですが、他のことでも言える場合があるかもしれません。やりたいときはやる。やりたくないときはやらない。そういうことです(もちろん締め切りがあるおかげで実現する楽しみというのもあるんですけれどね)。