その堅苦しく黴臭いイメージをさっと片手でぬぐって、業界のしきたりを気にせず、専門知識にもこだわらない、わたし流のつきあい方を一冊にまとめたのがこの本です。本書「はじめに」より
本日から『漢詩の手帖 いつかたこぶねになる日』の予約注文(個人・書店ともに)が始まりました。ご予約いただくと割引価格となり、さらにボーナス・トラックとして本書未収録の一篇を折本にした『まだたこぶねじゃないある日』をもれなくプレゼントします。本書および著者についての詳しい説明は【予約注文ページ】をご覧ください。
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収録作品は総勢34名+無名氏による全40首(ご予約下さった方は、ボーナス・トラックを加えて総勢35名、全41首)。note試し読みの他、表紙カバーのソデでも翻訳の一部がご覧になれます。
●新井白石「蕎麥麺」●植木玉厓「詠柳」●王国維「書古書中故紙」●韓愈「盆池・其五」●木下梅庵「竹村最中月」「鈴木兵庫菊一煎餅」●桑原広田麻呂「冷然院各賦一物得水中影応製」●幸徳秋水「獄中書感」●島田忠臣「見蜘蛛作糸」「照鏡」●徐志摩「再別康橋」●菅原道真「重陽日府衙小飲」「寒早十首・其二」「寒早十首・其十」●蘇軾「春夜」「病中遊祖塔院」●杜甫「槐葉冷淘」●夏目漱石「帰途口号・其一」「無題」「菜花黄」●成島柳北「塞昆」「地中海」●白居易「夢微之」「観幻」「和春深二十首・其十二」●原采蘋「乙酉正月廿三日発郷」「初夏幽荘」●藤原忠通「賦覆盆子」「重賦画障詩」●源順「詠白」●楊静亭「都門雑詠」●陸游「書適」「初夏行平水道中」●李賀「苦昼短」●李商隠「無題四首・其二」●李清照「好事近」●良寛「我生何処来」「孰謂我詩詩」●無名氏「子夜四時歌三十首・秋歌」
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このたびの刊行に際し、池澤夏樹さんから帯文を頂戴しました。
この人、何者?また書店の方々からもすてきなメッセージをいただきました。ありがとうございます。
極上のエッセーで、文体が弾み、とんでもなく博識で、どうやらフランス暮らし。俳句を作る人らしい。一回ごとに漢詩の引用があるが、その漢詩はいつも角を曲がったところに立っている。しなやかな和訳と読解が続く。
世の中は驚きに満ちている、と改めて思った。
池澤夏樹
●がたんごとん(札幌)●小鳥書房(東京)●ことばの本屋Commorébi●弥生坂 緑の本棚(東京)●books電線の鳥(長野)●NENOi(東京)●ブックスアレナ(福岡)●Brisées(岡山) ●ひとやすみ書店(長崎)●ナツメ書店(福岡)●双子のライオン堂(東京)
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ところで、このブログを書いているのは予約開始前日なのですが、本書の表紙カバーはたったいま最終ラフをいただいたばかりなんですよ。さっそく帯ごと縮小印刷して、東洋文庫にかぶせて一人遊びしています。こんなふうに。
『漢詩の手帖 いつかたこぶねになる日』
著者:小津夜景
帯文:池澤夏樹 装幀:calmar 装画:姫野はやみ
予価:1980円(税込み) 本文ページ数:272 サイズ:B6判
発行所:素粒社 2020年11月初旬刊行予定